サンタクロースの手紙
ひとりごと,  子育て

サンタさんからの手紙

前回書きましたような経緯でうちでは今年も「クリスマスの朝、靴下の中にサンタさんからのプレゼントが!」というイベントをやりました。

イブが明けて25日はクリスマス。

SNSでは様々なクリスマスネタを目にしました。
その中で「自分の感覚がちょっとおかしいのかな?」と思ったことがありましたので書いてみます。

 

サンタクロースからの手紙

ケーキの画像や、レストランでの食事、主に家族と過ごした写真がアップされるなか、Instagramでは子育て中のご両親(主にお母さん)の投稿に「サンタクロースからの手紙」を多く目にしました。

サンタさんへの手紙を出した子どもや、来てくれたときに読めるように手紙やカードを置いている子どもも多くいることでしょう。

おそらくはその返信です。
 

その中で目立ったのが

「(いつも)見ているよ」

という文言です。

驚くことにアップされた手紙を見ている中でほとんどの方の手紙にこの文言が入っていました。
 

そして

「いい子にしていれば」
「お母さんのいうことをよくきいて」

といった文言が並びます。

わたし個人の感覚ですが、どうにも違和感がぬぐえません。
どうして違和感を感じたのか考えてみました。

 

いい子にしていれば・・・?

まず、「そんな脅しのようなやり方でいうこときいてくれるようになってもわたしは嬉しくないなぁ」と感じました。

まあいうこと聞いてくれたら超ありがたい(魔の2歳児!)ですけど、なんとなく「これでいいのかなぁ」と考え込んで頭から離れなくなりそうです。

 

しつけに利用?

FQ JAPANに掲載されていた宮台真司さんの連載を思い出しました。

 

子どもに必要な「自然から見られている」という感受性と題されたコラム(リンクは無料のダイジェスト版 p.50)です。

ものすごく雑な要約ですが、アニミズムの感覚としての「人間以外のものから見られる」という感覚が大切、といった(ぜひ本文→リンク先p.55 お読みください)内容です。

自然の中などから子ども自身が感じ取って成長していく(もしくは学んでいく)、その環境を提供することがそれを実現する手段なのではないかとわたしは思います。

「サンタの手紙」は、その子どもならではが感じ取っていくことのできる「人間以外の存在」を親が「サンタクロース」に当てはめ「プレゼント」という餌で押し付け親の都合のよい「しつけ」に利用しているように見え、なんだか抵抗を感じた、というのがわたしの違和感の正体だったのかもしれません。

 

そういえば保育園でも・・・

そういえば保育園にお迎えに行ったときにも、先生のいうこと聞かず室内を全速力で走り回っている子どもに「〇〇しないとサンタさんが□□だよ!」と先生がおっしゃっているのを耳にし「?」と思ったことも思い出しました。

そのときは「寝たらサンタがやってくる」的な「だから寝よう」という意味程度の表現だと聞き逃していたのですが、もしかして「サンタクロース」という存在のしつけ利用は実は一般的なことなのかもしれません。

 

今後のうちのクリスマス

これからうちの子どももサンタに手紙を書いたりするのかもしれません。
お返事の手紙も書かなくてはならなくなるのかもしれません。

ここに書いたことはわたし個人の感覚で一般的ではないのかもしれませんが、その時はできるだけニュートラルな存在としてお返事を書こうと思います。

なかなか難易度が高いですが、母親としての自分の願望を反映するようなことはできれば書きたくないなぁと思ったのでした。

 

 

 

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