
ヒルドイドの代用に市販のヘパソフト買ってみた
ヒルドイドという保湿効果のある軟膏。
うちの息子2歳も0歳の頃から皮膚科で処方され使っています。
「高価な化粧品よりもよい!」と話題になっていましたが、うちでは可もなく不可もなく、という軽い認識で扱っていましたが、忙しい時期にうっかり切らしてしまいました・・・
そこで市販の代替商品を探してみました。
完全な素人の比較で、個人的な感想でしかないのであくまでもご参考までに、皮膚科の受診を第一にお考えください。
このブログは一定期間使用してみた個人(2歳6ヶ月男子、40代女性)の感想です。
誰もに当てはまる訳ではございませんので、必ず医療機関を受診してください。
この記事の内容は2歳の子どもと40代のわたしがヘパソフトローションを使用してみて ある程度ヒルドイドローションの代替として使用することができた という感想です。
その後、ピアソンローションも購入し試してみました。その使用感はこちらです。
ピアソンローションは医薬品ですがヒルドイドローションともヘパソフトローションともかなりテクスチャーの違う商品でした。
2020年11月:「ヒルマイルドローション」「ヒルマイルドクリーム」も購入し試してみました。その使用感はこちらです。
どちらも第2類医薬品で、「ヒルマイルドローション」は「ヒルドイドローション」とかなり近いテクスチャーで成分も近いようです。一方「ヒルマイルドクリーム」はかなり固めだったので主にハンドクリームとして使用しています。
目次
子どもが処方されているヒルドイド切らした・・・!
うちの息子2歳は、お肌が荒れがちで「ヒルドイドローション0.3%」と「ロコイド軟膏0.1%」と「ヒルドイド+ロコイド」を処方され、状態により使い分けていました。
特にかゆみや腫れ、ブツブツや赤みなどの症状がないときは「ヒルドイドローション0.3%」のみを使って保湿し発症を防止していたのですが、これをうっかり切らしてしまいました。
通っている皮膚科は夜は診察しておらず、私も仕事が忙しい時期で気軽に受診できない時期だったため、市販の「赤ちゃんも使える」と表記のある保湿ローションを購入してみました。
夏場、子どもに使っている日焼け止めローションを出しているのと同じブランドでしたので「まぁ安パイであろう」という気軽な気持ちで買ってみました。
が。
いざお風呂上がりに塗ってみると塗ったときの感触はいいものの、朝起きたときにもベタベタ感が残り、本人も掻いてみたりしている・・・
保湿して荒れを防いでいるのに、これでは逆効果になりかねない!
「確かマツキヨで代替商品が出ていたんじゃなかったっけ」と思い、出勤途中に「ヒルドイド 代替」と検索してみました。
するとなかなかにたくさんの商品がヒットしました。
成分も他の効果など付加している商品もあり迷ってしまいます。
そこで、本家ヒルドイドとの成分比較をしてみました。
ヒルドイドの代替品の成分を調べてみた
まず「ローションタイプ」と「クリームタイプ」があるのですが、もともと使っているヒルドイドが「ローションタイプ」でしたので、「クリームタイプ」は除外しました。
そしてアマゾンのレビューを参考に購入候補を3つにしぼり成分を比較してみました。
商品名 | 区分 | 有効成分 | 添加物 | 完全一致数 |
ヒルドイドローション0.3% | ヘパリン類似物質 3.0mg(1g中) | グリセリン、白色ワセリン、スクワラン、セタノール、還元ラノリン、セトマクロゴール1000、モノステアリン酸グリセリン、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、カルボキシビニルポリマー、ジイソプロパノールアミン | ||
ピアソンHPローション 50g | 一般用医薬品 | ヘパリン類似物質 0.3g(100g中) | カルボキシビニルポリマー、ヒプロメロース(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、1,3-ブチレングリコール、濃グリセリン、トリエタノールアミン、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル | 2 |
STAY FREE(ステイフリー) ヒルドプレミアム ミルクローション | 医薬部外品 | ヘパリン類似物質 | グリチルリチン酸ジカリウム、エデト酸塩、パラベン | 1 |
ヘパソフト 薬用 顔の乾燥改善 オールインワン ローション | 医薬部外品 | ヘパリン類似物質、グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン | 白色ワセリン、濃グリセリン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、スクワラン、セリン、水添大豆リン脂質、フィトステロール、キサンタンガム、セタノール、無水クエン酸、クエン酸Na、パラベン | 4 |
上記の各情報ソース
ヒルドイドローション0.3% | https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med_product?id=00067148 ※メーカーサイト(マルホ株式会社)は医療従事者しか閲覧できないようです https://www.maruho.co.jp/medical/check.html |
ピアソンHPローション 50g | https://www.info.pmda.go.jp/ogo/J1201000166_01_01 ※PMDA 医薬品医療機器情報提供ホームページ ※新新薬品工業株式会社の商品ページはこちら https://shinshin-yakuhin.co.jp/products/ |
STAY FREE(ステイフリー) ヒルドプレミアム ミルクローション | https://amzn.to/2GXZjD7 ※株式会社 STAY FREEとあるものの、メーカーサイト発見できず・・・ |
ヘパソフト 薬用 顔の乾燥改善 オールインワン ローション | https://jp.rohto.com/hepasoft/hepa_lotion/ ※メーカー(ロート製薬)ホームページ |
比較した商品はこの3つです
チェックしたポイント
医薬品か医薬部外品か
区分が医薬品なのは「ピアソンHPローション」のみです。
表記は※「一般医薬品」となっています。
※PMDA 医薬品医療機器情報提供ホームページ(https://www.info.pmda.go.jp/ogo/J1201000166_01_01)による
有効成分
どの商品にも「ヘパリン類似物質」とあります。
が。
含有量について記載があるのは、「ピアソンHPローション」のみです。
その含有量ですが
「ヒルドイドローション0.3%」は3.0mg(1g中)、
「ピアソンHPローション」は0.3g(100g中)と表記があります。
0.3gは300mgなので、1g中の含有量は3.0mgとなり「ヒルドイドローション0.3%」と同等のようです。
あとの2つは公表していないようですので、あくまでも想像ですがおそらくは3.0mg(1g)以下なのではないでしょうか。
添加物を含めた成分の完全一致数
違った成分でも効能は同じようなものもありますが、完全一致数で見てみます。
「ピアソンHPローション」
ヘパリン類似物質とパラオキシ安息香酸プロピルの2つ。
「STAY FREE(ステイフリー) ヒルドプレミアム ミルクローション」
ヘパリン類似物質の1つ。
「ヘパソフト 薬用 顔の乾燥改善 オールインワン ローション」
ヘパリン類似物質と白色ワセリンとスクワランとセタノールの4つ。
となりました。
一長一短?
素人にはどの成分にどういった役割があるのか一目ではわからず悩ましいところです。
医薬品であることと、有効成分であるヘパリン類似物質含有量の表記があり本家ヒルドイドと同等量であることでは「ピアソンHPローション」が信頼できそうです。
白色ワセリンとスクワランと保湿してくれそうな成分が本家ヒルドイドと完全一致している点では「ヘパソフト 薬用 顔の乾燥改善 オールインワン ローション」がよさそうです。
上記の両方に含まれる「濃グリセリン」はヒルドイドに含まれている「グリセリン」の粘度が高い濃度違いのようで、どちらも保湿してくれる成分のようです。
ヘパソフト買ってみた
検討してみると信頼の「ピアソンHPローション」と保湿成分の「ヘパソフト 薬用 顔の乾燥改善 オールインワン ローション」の一騎打ちとなりました。
悩ましいところですが、成分の完全一致項目が多い(それぞれの含有量が不明のため完全一致成分の含有量ではない)「ヘパソフト 薬用 顔の乾燥改善 オールインワン ローション」を買ってみることにしました。
ちなみに「ヘパソフト 薬用 顔の乾燥改善 オールインワン ローション」には添加物のパラベンが入っているようです。
パラベンの有害性は議論が分かれるところですが、ロート製薬の製品であることや今回は試しというところもありよしとしました。
※結局その後、ピアソンローションも買ってみました。
2歳児と親子でヘパソフトローション使ってみた
Amazonで購入してみました。



検討時はあまり気にしていませんでしたが、パッケージを見ると美容目的の購入を前提としている商品のようです。
公式サイトもそんな風情です。
https://jp.rohto.com/hepasoft/hepa_lotion/


ヒルドイドは50gボトルを使用していたせいか、すごく大きく感じます。
価格的は私が買ったときは税込1282円(2020年1月にAmazon.co.jpが販売、発送の商品)でした。

気になっている感触を試してみるため、子どもに使う前に自分の手に出してみました。


結構水っぽいです

しっとり!
「ヒルドイドローション」と同等のやわらかさでした。
匂いもほとんどなく、ヒルドイドの代替としてではなく普通の乳液と同じように使えそうです。
子どものお風呂上がりにも使ってみましたところ、嫌がることもなく自分でも手に出しておなかにヌリヌリしていました。
気になる翌朝の状態ですが、ベタベタすることなくかゆみも出ませんでした。
ヘパソフトローションの感想
その後、2週間ほど毎日お風呂上がりに顔を含めた全身に使用し、乾燥によるかゆみも荒れも出ていません。
完全な素人の比較で、個人的な感想でしかないのですが、うちではある程度ヒルドイドローションの代替として、2歳児もアラフォーのわたしも使用することができました。
むしろ保湿効果的にはヘパソフトのほうがいいかもしれないくらいです。
ただ誰もがそうではないと思いますし、人によっては合わない成分が含まれているかもしれません。
ほかに重大な病気が隠れているかもしれませんし「皮膚科の受診が一番」です。
また皮膚科ではなく小児科を受診の際に、皮膚の乾燥で赤くなってしまっていることを相談したところ同じくヒルドイドを処方されたこともあります。
うちも繁忙期をぬけたらすぐに皮膚科を受診します!
その後皮膚科を受診しました
その後もたまに赤くなってしまうことがあったので、土曜も開いている皮膚科を予約し受診しました。
いつもはとても混んでいるので覚悟していきましたが、運よく空いていてすぐに受診できました。
診察では市販品を使用していることも伝えました。
処方されたのはこちらの2つ。
- ロコイド軟膏0.1%+ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「ニプロ」
- ヘパリン類似物質外用泡状スプレー0.3%「日本臓器」
ロコイドは保湿クリームと混合したものを10g処方いただきました。
ヘパリン類似物質外用泡状スプレーははじめて処方されたもので、こちらも医薬品です。
ヘパリン類似物質外用泡状スプレー0.3%「日本臓器」
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3339950R1169_1_04/
ヘパリン類似物質 日本臓器の泡状スプレーが最強だった!
診察時に「泡で出るタイプは使ったことありますか?塗りやすいですよ」とおすすめされるがままに処方いただきましたが、これが本当に塗りやすいです。
ローションタイプは手に出すと手の皮膚にもかなり持っていかれる感じがしますが、泡状タイプはまず手にほんわりと乗ります。
そして患部にのばしやすく染み込ませやすく、余剰分が出にくい感じがします。
しかもベタつかず保湿力は抜群。
塗り方にもポイントあり
診察後に塗り方の指導もあり、目から鱗だったのが「腕でも脚でも胴体でも、縦に伸ばすのではなく横方向に伸ばしてください」というお言葉。
そのほうが皮膚組織にお薬や保湿成分が入っていきやすいのだそうです。
実際にやってみると確かにそんな気がします。
あと「患部は完治したように見えてもしばらくは薬を塗り続けるように」とも言われました。
皮膚の炎症は治ったように見えても薬をやめると再発しやすいものらしく、患部の赤みなどの症状が見えなくなって痒くなくなってもしばらく1日1回は塗り続けることで再発を防ぐことができるのだそうです。
やはり信頼できる皮膚科の受診が一番ですね。
ご参考になれば幸いです。
その後、新型コロナウイルスで皮膚科の激混みの待合が怖くなったこともあり、結局迷ってやめたピアソンHPローションも購入してみました。
ヒルドイドローションやヘパソフトローションと比べるとかなりテクスチャーが違ったのですが、こちらもよかったです。
2020年11月には新商品「ヒルマイルドローション」「ヒルマイルドクリーム」を購入し使用してみました。
どちらも第2類医薬品で、「ヒルマイルドローション」は「ヒルドイドローション」とかなり近いテクスチャーで成分も近いようです。一方「ヒルマイルドクリーム」はかなり固めだったので主にハンドクリームとして使用しています。
これも好きかも

【英語学習】2歳の子どもにフォニックス導入してみた
2020年5月7日
ヒルドイドの代用に市販のピアソンHP買ってみた
2020年4月13日