
【英語学習】2歳の子どもにフォニックス導入してみた
新型コロナの影響で休園し始めて早一ヶ月。
毎日お絵かきをしているのですが、なぐりがきして遊んでいたとき、はじめて文字を書きたがったのがアルファベットでした。
うまく書けず「おかあさんかいて、ABC」と言うので書いてみると一生懸命真似をして書いていました。
Bが書きやすかったようで一度褒めると何度も練習していました。
なんとなく「英語教えてもいいのかなぁ」と思いはじめたのはその頃です。
「フォニックスってよく聞くけどなんだかよくわからないし親も勉強しなきゃいけなそうで難しそう」と思っていたわたしでしたが、Amazonレビューを読んでなんとなく購入したとある本を読んでみたところ、わたしが疑問に思っていたことの回答が全部平明に書かれていました。
- フォニックスをはじめる時期
- どういった学習法なのか
- 以前ググって出てきたデメリットについての詳細
- ネイティブが教える教室に行かなくちゃいけないのか
- 家庭学習が必要なのか
- わたしも夫も英語が苦手、それでも大丈夫なのか
自宅で、まったく英語が話せない両親のもとでも学べそうな「フォニックス」、ちょっと楽しそうでしたので生活の中に取り入れてみることにしました。
この記事は始めてまもない頃のことを書いています。
▼始めて半年ほど、現在どういう状態かはこちらに書きました▼
▼さらに半年、約1年後現在ちょっと飽きてから再燃しました(笑)▼
目次
購入した本「世界で活躍する子の<英語力>の育て方」
著者の船津 徹さんは「世界標準の子育て」という著書で有名な幼児教育、特に英語教育を長年ご専門とされておられる方のようです。
「世界で活躍する子の<英語力>の育て方」のAmazonレビュー欄を見てみると、どうやらフォニックスの進め方の具体的に書かれた書籍のように思えます。
「フォニックスってよく聞くからググったことあるけどイマイチなんだかわからなかったなぁ」と思い、気になって購入してみました。
届いたのはこんな本でした。

帯文を見てください。
あなたの子どもが社会に出る頃、
「英語格差」=「所得格差」
になっている
しまじろうの案内にさえ「やさしく不安を煽るちょっとした脅し」を感じてしまうわたしには、かなり萎えてしまう気持ちを隠しきれません・・・
が、そこをグッとこらえて「はじめに」から読んでみました。
あれ?わりと真っ当な本ぽい!というのかここでの感想です。
コロナの休園中であまり読書にかける時間もないので、「なぜ英語教育が必要なのか」等々が述べられている導入部分を後回しにして、『第5章 海外留学せず、家庭学習のみで「CEFR B2レベル」を目指す具体的な方法 』から読み始めました。
前半をまるっとすっ飛ばしているので「CEFR B2レベル」が何のことなのか、この時点ではサッパリです。。
フォニックスの具体的な進め方
この章ではスタートする年齢別(2〜3歳・4〜5歳・6歳以上の3分類)に学習の進め方が説明されています。
ステップごとに何をしていったらいいのか具体的に順を追って書かれています。
例えば・・
- 具体的に何をどのくらいの頻度でやっていけばよいのか
- 順を守ったほうがいいこと、並行してやっていいこと
- 日本語学習との兼ね合い
といったことが明確に平明な文章で書かれています。
そして何より安心感があったのは「聞かせようとしなくていい」「ゲーム感覚」「楽しく」といった言葉が繰り返し使われていて、無理強いはNGといった内容だったことです。
お金をかけないでできる方法
あと白眉、というよりか心底驚いたことが、本書の中で紹介されている方法のほとんど無料で使えるコンテンツだったことです。
例えば「Youtubeで学習するならどういうワードで検索をかけるとよい動画を探せるか」「どのチャンネルがよいか」「フォニックス学習アプリの例」が具体的に書かれています。
また著者のWebサイトから無償でダウンロードできるシートのURLも案内されています。
これは現代の環境に於いてもっとも最適な手引きの示し方なのではないでしょうか。
現に「フォニックスってなんぞや?」と思った以前のわたしはYoutubeで「phonixだっけ?fonicsだっけ?」と思いながら入力しましたが、それではたどり着けないコンテンツが多く存在しました。(当たり前・・・)
英語ができないわたしはそもそも「どういったワードで検索したら答えがでるのか」すらわからないのです。
2歳からの始め方
具体的な内容は本書をあたっていただきたいのですが「もしかしてもう少し早くこの本に拠って進めていてもよかったのかなぁ」と思いましたので、うちの息子の場合についてご参考までに書いておきます。
現在2歳半ですので、本書によると英語の歌などの「かけ流し」の時期のようです。
本書には「気づかれないくらいの音量で」「Youtubeの映像は見せない」といったことが書かれていましたが、赤ちゃん期からほぼ毎日、CoComelonやSimply Songsをガッツリ見せてきましたYoutube育児のわが家です。。
なんなら歌って踊り狂いますし、風呂でも散歩中でも歌っています。。
「やっちまった・・・」と思うも手遅れのようで、以前赤ちゃん期に買ったうたえほんに付いていたCDを小さな音で流してみましたが、bingo♫ bingo♫と聞こえてくるなり立ち上がり歌いながらYoutubeがかかっているのかとモニターへ向かって駆け出して行きました。。
そのうたえほんがこちら、くもんのはじめてのえいごうたえほんです。
様々な画風のイラストレーターさんが曲ごとに絵を手がけておられ、見ても楽しめる本で、付属のCDには30曲の英語の有名な童謡が収録されています。
いたしかたないので、反応がどうであれあまり気にせず毎日1〜2回かけています。
うちの息子は現在どんな状態なのか、を知る
どういったことに興味を持ったらアルファベットを始めるのか、も具体的に書かれています。
もしかしたらもうはじめていいのかなぁ、いやもっと早くてもよかったのかなぁ、と思いながら読み進めました。
読み進めると「フォニックス読み一覧表」の見開きページがありました。
各アルファベットについて、読み方と発音するときの口や舌などの動かし方が説明されています。
息子が遊んでいる隣でこの本を読んでいたわたしは、つい声を出して読んでみていました。
わたし:
えいっせいずあ、あん、
びぃーせいずぶっ、ブッブッベー、
しーせいずく・・・(ブツブツ・・・)
それを聞いてハッとこちらを見た息子、
「びーせいぶー!ぶっぶっバーー!」
「びーせいぶー!ぶっぶっバーーーン!」
と言ってニンマリと笑っています。
読むと自然にリズムが生まれる言葉が、どうやら息子にとっては異様におもしろいようです。
本書に掲載されているサイトからアルファベットチャート表もダウンロードしリビングの壁に貼ってみました。
こちらもたまに駆け寄って「えい!びい!ねーねーこれえーびーしーてかいてあるよぉ?」と話しかけてきます。
わたしもその度に慣れないながら「フォニックス読み一覧表」にある読み方で読んでみると、ほかの遊びに興味が移るまで真似して「B」などおもしろい音で笑っています。(←すぐ飽きます)
すぐ飽きますが、自発的に読もうとしてわたしを呼んでくれるのでまあのんびりやっていこうと思っています。
わたしも発音練習しなきゃ・・・あっという間に子どもに負けそうな気がしてきます。
興味のあることを楽しんで続ける
いわゆる幼児のテッパンといわれるEテレもアンパンマンも好きではないうちの息子。
これから幼稚園だ小学校だと必ず「歌」と「ダンス」はやらされるはずなので、できれば楽しんでやってほしい思います。
インスタなどで同じ月齢くらいの子どもがEテレの体操をすごいテンションで踊りまくっているのをよく見かけては「このままではお歌や踊りできなくなってしまうのでは!?」と心配になっていました。
代わりに興味のあるものはないかと、YouTubeでセサミストリートやCoComelonを見せていたところ、そちらは一緒に歌ったりしていたのでほとんどYouTubeばかりになってしまっていました。
日本語の歌も、と思ってキッズボンボンなども見せていたのですがどうも嫌がりがちで、日本語の歌は保育園でも教わって来るし、もう英語に偏っていることはあきらめてしまっていました。
思えば1歳の誕生日祝いに行った空港見学では英語で解説が書いてあるプレートを見て「ABC♪」(←Jackson5です)と歌っていました。
文字として認識したのは数字よりほかの文字よりアルファベットだったのかもしれません。
この本がいいのかどうかは、息子が学習を継続したとしても大人になってからしかわからないことですが、今のところ「楽しい時間をありがとう!」という気持ちです。
そもそも英会話の「Hello!!」「Hi〜〇〇(名前)!!」みたいなテンションが超苦手なわたしたち親子には、ゲーム感覚で取り組めるフォニックスはとても入りやすかったです。
今日も丸を描いた紙を「O書けた!」と言って自慢げに持ってきていました。
帯文は怖かったですが、いえいえ優しい本でした。
また変化がありましたら経過をご報告します。
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