
【英語教育】Gotchaとは??パウパトロールで2歳児と一緒にフレーズを勉強してみた
息子はアニメのパウ・パトロールが大好き。
本におもちゃにTシャツ、なんでもパウ・パトロールのものを欲しがります。
息子とYoutubeを観ていたところ、自動再生でたまたまパウ・パトロールの英語版が流れました。
息子は特に気にせずいつも通り観ています。
英語ができないわたしは、

子どもと遊んでいるときにも使えそうなフレーズがけっこう出てくるなぁ
と感じ、たまに英語版を視聴するようになりました。
教育になるかはわかりませんが、お気に入りのキャラクターのセリフを公園で遊んでいるときにも使ってみるのはちょっと楽しいものです。
目次
『パウ・パトロール』を英語で視聴する方法
『パウ・パトロール(PAW Patrol)』はもともとカナダのニコロデオン(nickelodeon)が制作しているアニメで、日本では2019年からテレビ東京系で放送されています。
この日本語版は放送終了後にYoutubeで視聴することもできます。
息子お気に入りのお話は、ガチョウの「モッフィー」が出てくるストーリーです。
息子一番の推しキャラ、「マーシャル」が大活躍します。
Youtubeでは英語版のチャンネルもあり、見ると日本では未登場のキャラクターやコスチューム、装備やビークルが登場していて楽しいです。
が、エピソードのみの2分ほどの動画が多く、今のところストーリー全部をみることはできません。
フレーズを覚えるのにはレスキューシーンが多いYoutubeもいいですが、一話ごとのストーリーで見る場合のおすすめの視聴方法はテレビの放送を音声切り替えで見る方法です。
この方法なら放送と同じ日本語を字幕で見ることもできます。
(英語がまったくわからないわたしでもストーリーは追えます!)
Youtube版では日本語で視聴するには問題もなく間に挟まれるCMがないのはむしろよいのですが、副音声がなく、字幕をつけても自動なので変な日本語になってしまいます。
ゴッチャ!ってなに??
「Got it!」など、子どもと一緒に遊んでいるときなど、使える言い回しがいっぱい出てくるなぁ、と一緒に観ていると聞きなれないフレーズが出てきました。
Youtubeで連続エピソードを観ていたときのこと。
スカイが救出に成功した際に発しました。
「ゴッチャ!!」
子どもは語感が面白かったのか「ゴッチャ!」と真似して笑っています。

うーーーん、なんだろ?
Gotchaかな?
と思い、Google調べてみると、ビンゴ!
こちらのサイトがヒットしました。


どうやら、いろいろな意味があり様々なシーンで使えるフレーズのようです。
こんな感じで、語感が子どもにも親しみやすく、一緒に遊んでいるときや日常で使えるフレーズがたくさん出てきます。
子どもと遊んでいるときなど日常で使えそうなフレーズ
1語のフレーズ

Awesome!
「素晴らしい!」「すごい!」
インスタグラムなどSNSのコメントでもよく使われるこの言葉。
もともとの意味は「awe」=(名)畏れ、畏怖、「some」=(接尾辞)…を生じる、…をきたす、という言葉の成り立ちだったようですが、現在はただ単に「(とても)スゴーイ!!」という意味でも用いられているようです。

Bye!
「さようなら」
日本語で言う「さようなら」よりも軽めでカジュアルな表現のようです。
「バイバーイ」は2歳の息子も保育園から帰るときに言っていますが、英語の「Bye Bye」には幼児語のニュアンスがあるようです。

Perfect!
「バッチリ!」「素晴らしい!」
こちらもそのまま日本語でも使いますね。
褒める言葉、英語でもいろいろありますが、いまいちニュアンスが把握できていないので、実際どういうときにどういう語を用いるのか、例をたくさん見ていくしかないのかな・・・と思ったりしています。
2語のフレーズ

Let’s go!
「さあ行こう」「行きましょう」
もうこれは日本語と言っていいほど使われているフレーズですね。
「レッツゴー!」というより、「レツゴッ」と使うことが多いように聞こえます。

Go ahead!
「前進!」「やれっ!」「どうぞ」
こちらはシーンによってちょっとずつ意味が違ってくるようです。
「Let’s go」とまったく違う点は、「Let’s」が「一緒に」の意味になるのに対して
「Go ahead」は他人に対して「行け」の意味になることでしょうか。

Thanks, Ryder
ライダー(ケント)、ありがとう
英語の場合、何か伝えたいことのあとに誰に対してなのか名前をつけて言う表現が多い印象があります。

自分の名前, Here
ここにいるよ
「ここだよ」は遊んでいるときに息子もよく使うセリフです。
呼ばれて応える場合や「私は」と強調する場合は、自分の名前をつけて「〇〇はここにいるよ」という表現をするようです。

Right here
ちょうどここにいるよ
家出したマーシャルがパウ・パトロールを呼んだ瞬間、マーシャルを探しに来てすぐそばにいたチェイスが突然現れたとき、マーシャルに言うセリフです。
呼びかけた相手が「Right here!」と急に出て来たらびっくりしますね。
パウ・パトロールの決めゼリフ

Ryder needs us!
ライダー(ケント)が私たちを必要としているわ!
スカイちゃん風になっていますが、これはケントがパウ・パトロールのメンバーを呼んだとき、子犬たちが言っているフレーズです。
日本語版では
「OK、パウパウ!」
と言っています。

PAW Patrol, ready for action, Ryder, sir!
ライダー(ケント)、パウ・パトロール準備万端です!
ケントの呼びかけに応じてパウステーションに集合したときに、チェイスが言うお決まりのフレーズの部分です。
日本語版では
「パウ・パトロール、全員集合したぜ!」
と言っています。
英語ではsirとついているので若干かしこまった、出動前の緊張感のある雰囲気なのでしょうか。
他のシーンでも、ケントがチェイスに対して指示を出した際、
チェイスはケントを「sir」と呼んで了解の意を表しています。

Paw patrol is on a roll !
パウパトロールは絶好調!
こちらは出動するときのケントのお決まりのセリフです。
日本語版では
「パウ・パトロール、出動!」
と言っています。
英語では「patrol」と「roll」で韻を踏んでいるようです。
FANDOMのPaw patrol Wikiに、パウ・パトロールの決めゼリフ系を掲載したページがありました。
https://pawpatrol.fandom.com/wiki/Catchphrases
その他、簡単で使えそうなフレーズ

I’m ok
大丈夫だよ
これもよく使えそうなフレーズです。

Don’t worry
「心配しないで」「安心してね」
最近では「〇〇しちゃって、ごめんなさい」と謝る理由まで言えるようになってきた息子との会話には、こちらもよく使えそうです。
大体の場合、「大丈夫だよ」と答えていますが「Don’t worry」が意味するように「心配しないで」「安心してね」という言い方は日本語としても「大丈夫だよ」の前にまず言うといい言葉かもしれないと思いました。
「やらかしちゃった!」
「怒られるかも・・・」
と「ごめんなさい」を言うときの子どもはとても不安そうです。
まず「Don’t worry」で、安心してもらって、事情や経緯、希望を聞いて一緒に対処の方法を考えたほうが、子どもも「やらかしちゃった事実」をしっかり捉えた上で考えることができそうだと思います。
他の言語で考えることで、日本語での伝え方をよりよくしていく勉強にもなるのは今回をきっかけに気づいたことの一つでした。
そして英語とはまったく関係ないのですが・・・
私が『パウ・パトロール』に感じている魅力について少し語らせてください!
『パウ・パトロール』物語や設定の魅力
わたしの個人的な感想なのですが、様々な子ども(幼児)向きアニメの中でもっとも好きなものの一つが『パウ・パトロール』です。
まず一つ、
暴力描写が極端なほど少ないこと
ナイーブなわたしは某パンキャラの「アンパーンチ!」ですら、ちょっと嫌と感じてしまうタイプです。
その理由をよくよく考えてみますと

これって結局暴力じゃない?

ものごとや人をすんごくよく見ている、そしてマネをする2歳児に見せていいのかな?

勧善懲悪って今の時代古くない??

何が「愛と勇気だけがトーもダッチさ〜♪」じゃ!
と、なんだか少ししっくりこないところがあるのです。
この点、『パウ・パトロール』は「レスキュー」が主体の活動であり、暴力のための拳も武器も出てきませんし、何かに襲われてそれを助ける場合も相手を傷つけることはありません。
これはちょっと敏感なわたしでも、自分が見ていても子どもに見せるにしてもとても安心感があります。
次に、
主従関係が対等であること
主役の男の子「ケント(ライダー)」は、出動が必要になると、パウ・パトロールのメンバーの子犬たちを召集します。
そのとき、どんな急務でも、どんなに動揺することが起きていても、必ず
「みんな集まってくれてありがとう!」
と言ってから、指令を伝えます。
わたしはこのシーンが大好きです。
主従関係がありながらも、生き物として対等であり、また仕事を遂行することに対して対等であり、お互いに敬意をもって接しているのがよく現れているシーンだと思います。
また「集まってくれる」、そのことが「有難う」の文字通り「当然のことではなく、自分の時間を割いて、信用して、ここに来てくれている」というケントの心理が描写されているシーンだとも映ります。
そして、
多様な人種(犬種)と多様な自然環境
最後はこれに尽きます。
まず人間のキャラクターには、アジア人らしきキャラクターも混血らしきキャラクターも登場します。
それがアイデンティティとしてもっているルーツとしてそのことが表面化するエピソードはあっても、アジア人らしいキャラクターだったり混血らしいキャラクターに落とし込まれていないところがポイントです。
また、犬種もさまざまでパウ・パトロールにもミックス犬がいます。
そして、多様な自然環境。
パウ・パトロールがメインで活動している「アドベンチャーベイ」。
その周辺は海にはセイウチやカモメ、雪山や氷山にはペンギン、野原にはウサギ、空にはワシ、渡り鳥のガチョウがやって来たり多くの多様な自然環境があります。
それが物語や登場する人間を含めた生き物たちの関係性を立体的に構築する舞台となっています。
「他者と共に生きる」ということ
これらの要素が物語の中で「他者と共に生きる」という感性やその豊かさを表現しているようにわたしは感じています。
自然災害や人間の欲望や執着、愛情ゆえの迷い、ちょっとしたミス、大なり小なり人生はさまざまなトラブルに見舞われます。
そのとき、どんな解決方法があるか考え対処していきます。
人間の欲望や執着、迷い、ミスは人災でしょうか。
パウ・パトロールには「ライバール市長」と「ニャン・パトロール」という明らかな悪役が登場するのですが、その関係性とトラブルの解決方法にも「他者と共に生きる」という感性を感じます。
(フォローしておくと、この点は某パンキャラにおける「バイキンマン」も同様だと思います。)
パウ・パトロールは「パウっと解決!」とか、かるーい感じで言っていますが、なんとも現代的な設定と感性で作られた物語で、ケント(ちなみに10歳)はアラフォーのわたしでも憧れる、

こんな人でありたいなぁ・・・
と思ってやまないキャラクターなのでした。
その憧れは『パウ・パトロール』が生まれたカナダにも行ってみたいなぁと思うほど!
いつか遊びに行けるように、母も英語がんばりたいです(爆)。
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